地震に備える!住宅の耐震性について知っておくべきこと - suzukuri
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地震に備える!住宅の耐震性について知っておくべきこと


災害の多い日本。できれば地震に強い住宅で安心・安全に暮らしたいですよね。

木造住宅をはじめとする建築物の耐震基準は、建築基準法に基づき定められているものです。
現在の法律では、震度6強~7に達する程度の大規模地震でも倒壊・崩壊するおそれのない建築物とすることが義務づけられています。

では「地震に強い家」とは具体的にどんなおうちなのでしょうか。
今回は、これから家づくりを始める方が気になる耐震化の支援制度についてご説明するとともに、
「耐震等級」ってなに?「耐震・免震・制震」の違いは?といった疑問にもお答えします。

耐震の重要性

1)耐震はなぜ大切?

1995年1月に発生した阪神淡路大震災では、1981年以前の建物に被害が集中していました。
この震災を教訓に同年12月、『建築物の耐震改修の促進に関する法律』通称『耐震改修促進法』が施行。
実際には、2006年施行の『改正耐震改修促進法』によって各都道府県に対して計画が義務付けられたことから、一気に耐震化が進み始めました。

耐震がなぜ大切か?

  • 建物の内外にいる人の命を守る

これは、どなたでもパッと思いつきますよね。では次のような耐震目的はどうでしょう?

  • 道路を守る
  • 二次被害を拡大させないようにする
  • 財産を守る

建物が崩れて道路を塞いでしまうと緊急車両が通れず、助かる命も助けられなくなってしまいます。
建物が倒壊して逃げられなくなると、火災によって命が奪われることもあります。
網の目のように走る緊急輸送道路を守り、消防車や救急車がすみやかに現場へ向かえるようにするためには建物の耐震化が重要です。

また、地震の被害にあった建物の多くは窓ガラスが割れる・扉がゆがむなどして「施錠」ができなくなります。
こうなってしまうと、2階以上の部屋であっても盗難被害にあう可能性が高くなってしまうのです。
施錠ができないことによる盗難を防ぐ意味においても、耐震化が必要になってきます。

2)耐震等級が高いほど地震保険がオトクに

地震保険も他の保険同様保険金の支払い確率が低いほど保険料はお安くなります。
耐震等級が高ければ地震による損害も受けにくいと判断されるため、地震保険には「耐震等級割引」があります。

耐震等級 割引率
耐震等級1★☆☆ 10%
耐震等級2★★☆ 30%
耐震等級3★★★ 50%

地震保険は民間の保険会社が政府と共同で運営している保険なので、保険会社ごとに補償内容や保険料に差はありません。
さらに保険料を抑えたい場合には、セットで契約する火災保険の割引制度もチェックしてみてください。
保険会社によって割引制度があったり、長期契約によってオトクになることがあります。

 

住宅の耐震性で知っておくべき基礎知識

耐震等級とは?

耐震等級とは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づく“地震に対する建物の強さを表す指標”のことです。
地震があった時にどのぐらい建物が耐えらえるのか、地震に強い建物といえるのかどうかで判断されます。

建物の耐震性に応じて“等級1・等級2・等級3”と3つにランク分けされており、数字が大きいほど耐震性が高いということになります。

◆耐震等級1
等級の中で最も低く、建築基準法で定められている最低限の耐震性能を備えているということです。
震度6~7の地震にも1度は耐えられる耐震性ですが、すぐには倒壊しないものの、その後大規模な修繕や住み替えが必要になると想定されるものです。

◆耐震等級2
耐震等級1の1.25倍の耐震性を備えていると評価される建物です。
震度6~7の地震にも耐えられ、その後も一部の補修を行えば生活できる可能性が高いです。
先ほどお話しした「長期優良住宅」に認定されるために必要な等級になります。

◆耐震等級3
耐震等級1の1.5倍の耐震性を備えていると評価される建物です。
震度6~7の地震にも耐えられ、その後も一部の軽微な修繕のみで暮らせる高い耐震性を備えています。

耐震・免震・制震のちがい

ここまで主に「耐震」のお話をしてきましたが、「免震」や「制震」という言葉も聞いたことがありませんか?
これら3つは何が違うのでしょうか。

耐震:地震の揺れに“耐える”
 「建物が倒壊せずに住人が避難できること」を前提として、建物を強くすることで揺れに耐える構造です。
 現在、大半の住宅で採用されている工法がこの耐震構造です。

制震:地震の揺れを“吸収する”
 建物の内部にオモリやダンパーなどの「制震部材」を組み込んで、地震の揺れを吸収する構造。
 上層階ほど揺れが強い高層ビルなどに有効な技術です。

免震:地震の揺れを“受け流す”
 建物と基礎との間に「免震装置」を設置し地盤と切り離すことで、建物に地震の揺れを直接伝えないようにする構造です。

このように、建物の構造や用途による地震の揺れに対応するための工法の違いが、これら3つの構造の違いということになります。

suzukuriの家は、一般住宅に多く採用されている「耐震」に対応しています。

suzukuriの耐震住宅で安心・安全な暮らしを

suzukuriの家は、耐震等級3を標準(※)としています。
※一部プランや仕様により取得できない場合があります

建物を“面”で支える2×4工法を採用することで、床・壁・天井が一体となった六面体の箱型の構造(モノコック構造)により、地震や台風などの外力を家全体で受け止めます。

地震や災害に備えた安心・安全な暮らしのご相談はsuzukuriへ!

 

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